私はデザイナーになる前、広告代理店の営業として働いていました。そのためお客様(依頼主・企業様)へA1ポスターなどのデザインを提案する機会が多くありました。
お客様から制作のご依頼を頂き、デザイナーにデザインの制作を依頼、完成したものをお客様へ持っていくというのが主な仕事の流れです。
しかしデザイナーから仕上がったデザインの中で、これは見せられない(そのまま持っていけない)と思ったデザインが多くありました。まずデザインの仕上がりの以前にデザインの見せ方が汚い!笑
そこでこの記事ではお客様へデザインを提案するための綺麗なデザインの見せ方をご紹介します。
やってはいけないデザインの見せ方
その1:トンボ(トリムマーク)は隠す
デザインを制作する際に多くのデザイナーは、入稿のことを考えてトンボをつけてデータを制作すると思います。ですが、お客様にとっては関係のないデータです。
逆にトンボが見えている状態だと、仕上がりサイズより周囲6mm多くデザインが見えている状態のため、デザインが仕上がった時に今までと少しイメージが違うなど突っ込まれてしまう場合がございます。
できればトンボは見えない仕上がりサイズのデザインを見せるように心がけましょう。
その2:はみ出したデザインは隠す
最終的にはトンボで切り落としてしまう為、デザインが少しはみ出してしまっていても問題はございません。ですがこちらも見た目の問題ではありますが、出来るだけはみ出している部分は隠すようにしましょう。
また複数の人が1つのデータを直す場合にも、はみ出している部分は極力隠した方が、修正しやすいデータになるのでとても親切です。
その3:デザイン以外の余白は均等にする
デザインをお客様へ提案する場合、複数のデザインを提出することがほとんどだと思います。
しかし、横に並べて提案した際に余白部分が均等でないと格好がつきません。これは複数のデザイナーに依頼した際に起こりやすい問題なのですが、出来るだけ余白は同じになるように心がけましょう。
複数人でデザインを作成する場合
A4サイズのPOPを作る場合はアートボードはB4で作成するなど、サイズを決めると制作しやすいです。
その4:タイトルをつける
複数のデザインを提案したい際にお客様が、このデザインにしようと思った時、どうやって伝えたらいいかわかりやすいように、出来るだけタイトルはつけましょう。
例えば、A案・B案などつけてあげると誤認なども起こりにくくなります。
複数人でデザインを作成する場合
初めの基本となる枠などのデータは、1人が制作。その後、そのデータを使用して複数のデザーナーでデザインを制作するようにすれば制作しやすいです。
仕上がりデザイン参考
以上提案するための綺麗なデザインの見せ方でした。
所属するデザイン会社や業種によっては、データの作成方法や提案のやり方が異なる場合があります。会社などに所属している場合は、こちらの記事はあくまでも参考にしていただき、その現場にあったデザインの作成をしてください。
これで綺麗にデザインを提案することができるようになると思います^^
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