こんにちはあおいです。昔はパグが苦手でしたが、今ではパグの溺愛者です。(笑)
さて今回は、さまざまな印刷方法について解説していきます。場面に合わせて思い通りに印刷できるようになりましょう。
印刷方法を覚えておけば、仕事以外にも役立ちます!!
もくじ
基本の印刷方法をマスターしよう!
Illustratorで作成したデータを印刷する方法は非常に簡単です。プリンターで適切に印刷するために、Illustratorの印刷機能を覚えておきましょう。
ステップ1:メニューバー▶ファイル▶プリント

ドキュメントを印刷するには、メニューバーの「ファイル」から「プリント」を選択し、プリントダイアログを表示します。
プリントはよく使う機能なので、ショートカットキーを覚えておくと時短になりとても便利です。
「プリント」ショートカットキー:command+P
ステップ2:プリントサイズの設定

プリントする「用紙サイズ」や「印刷範囲の拡大・縮小」の設定が、プリントダイアログでおこなえます。
「プリント」ダイアログでできる設定項目
プリントプリセット | 設定方法をプリセットとして保存したものを選択できる |
---|---|
プリンター | 出力するプリンターを選択 |
PPD | PostScriptプリンターを使用するために必要な「PPDファイル」を選択 |
部数 | 印刷枚数を指定する |
丁合い・逆順で印刷 | 複数のアートボードを印刷する際にページの出力順を選択できる |
アートボード | 複数のアートボードを印刷する際に、どのアートボードを印刷するか指定できる |
用紙サイズ | 印刷用紙のサイズを指定する |
用紙の方向 | 印刷用紙の向きを指定する |
プリントするレイヤー | 複数のレイヤーで構成されている場合、出力するレイヤーを選択できる |
配置 | 印刷用紙のどこに印刷内容を配置するか指定できる |
拡大・縮小 | アートボードをどの大きさで印刷するかを指定できる |
詳細オプション | トンボやカラーマネジメントなど、さまざまな項目を細かく設定できる |
プリンター・用紙サイズの詳細設定をするには

プリンターの詳細設定は、プリントダイアログの左下にある「プリンター…」からでも設定することができます。

さらに、出力サイズなどの詳細も同様に「用紙設定…」から設定が可能です。
ステップ3:プリントをする

設定が終わったら最後にプリントダイアログにある「プリント」を選択すればプリントができます。
両面印刷する方法
両面印刷の設定は簡単ですが、プリンターによって表裏の印刷場所にズレなどが出てしまうことが多いです。そのため、設定が終わったら1部試しで必ず出力するようにしましょう。
両面印刷の設定方法

プリントダイアログを開き、プリンターの詳細設定を開きます。

詳細設定にある「レイアウト」を選択し、「Fieryの機能」を選択してください。すると「クイックアクセス」という設定画面が表示されます。そこに「両面印刷」の項目があるので、データに合わせて「長辺とじ」か「短辺とじ」かを選択しましょう。

両面設定が終わったら「プリント」を選択し、プリントダイアログに戻り出力してみましょう。
はじめにもお伝えしましたが、、設定が終わったら必ず1部試しで必ず出力するようにしましょう。
印刷範囲の設定
印刷する際に、アートボードの全体を印刷するか、一部だけを印刷するかを設定できます。

デザインの確認用には、A4サイズで出力したいけど、デザインが校了してA3サイズの原寸で印刷して納品したいといった際など、印刷範囲の設定は、かなりの頻度で使用します。
こちらの設定も簡単にできるので覚えておくと便利です。

また印刷される範囲は、画像の赤枠内に表示されるので確認しやすいです。赤枠内の印刷範囲は、マウスで選択すれば手動で変更することも可能です。
余白なし印刷する方法
どんなプリンタで印刷しても大体は、勝手に数mmの余白ができてしまいます。でも、せっかくデザインを制作したなら余白なしで印刷したいですよね。
そこで、余白なし印刷の方法を解説します。

結論から言いますと、余白が完全にない状態での印刷は設定では不可能です。「余白なし印刷」という設定はプリンターによっては可能ですが、それでも必ず数mmの余白はできてしまいます。
そこで余白なしで印刷物を作成するために、Illustratorで作成できる「トンボ」を使用します。
余白なし印刷のためのデータ作り

余白なしで印刷物を作るために「トンボ」を使用します。印刷で余白を無くすのではなく、印刷後、余白をカットするイメージです。

「トンボ」を作成するためにまずは、完成サイズと同じ四角の図形を作成します。
トンボを作成するために制作する四角の図形は、必ず「塗り」のみの図形を作成してください。または「塗りも線もなし」の図形を作成してください。
線に色をつけた状態の図形で「トンボ」を作成してしまうと仕上がりサイズに誤差ができてしまいます。

作成した完成サイズの四角を選択したまま、メニューバーの「オブジェクト」にある「トリムマークを作成」を選択。すると自動的に「トンボ」が作成されます。

作成されたトンボの内側に沿って4辺をカットします。そうすることで余白なしの印刷物ができます。
まとめ
今回は、印刷の基本から両面印刷や印刷範囲の変更、余白なし印刷の方法などを解説していきました。印刷の設定で簡単に印刷することが可能です。
使用したい紙によっても設定方法は異なってきますので、なにか分からないことが荒ればコメント欄にご質問お待ちしています。質問内容にお答えする記事や、コメントをさせていただきます。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
次の記事で会いましょう。じゃあね^^
http://kappa-design-27.com/%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e5%80%8d%e7%8e%87%e3%81%ae%e5%a4%89%e6%9b%b4%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%80%90illustrator%e7%8b%ac%e5%ad%a6%e5%85%a5%e9%96%80-%e3%81%9d%e3%81%ae7%e3%80%91/